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■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

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71 - 75 ( 103 件中 ) / グループ:すべてのグループ

67)笠ケ岳2897m
No.71 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:30 [修正]
X年8月13日 
新穂高野営場を6:30にスタートした。
この朝は昨夜の大雨が嘘のように晴れあがり、暑い1日が始まった。
左俣谷沿いの林道を1時間歩き7:30笠ケ岳登山口着。
冷たい水をたっぷりと補給して登りにかかる。

樹林帯の中に入りいきなりの急登に苦労するが、ジグザグに切られた山道を辛抱強く登っていくと杓子平に着く。
杓子平からは笠ケ岳が悠然と座っている様がよく見える。

どの角度から見ても菅笠を差した姿に見え、岩肌と草が白と緑の鮮やかなコントラストを描き美しさもまた格別である。

お花畑を過ぎ最後の上りを詰めると稜線分岐に出る。
ここからキャンプ場のある笠ガ岳小屋まで標高差は100m程度しかなく穏やかな歩きとなる。
15:30到着した。

8月14日 
4:30キャンプ場をスタート。
5:00笠ケ岳頂上着。
今日はすっかり晴れ渡り、日の出も綺麗に見えた。
槍ヶ岳、穂高岳のシルエットも美しかった。
しばし高山の夜明けの張り詰めた雰囲気を満喫した後、キャンプ場に戻り6:40下山開始した。
上りと同じルートを下り8:20杓子平着。
小休止し登ってきた笠ケ岳を振り返りもう一度しっかりと見る。
更に笠新道を下り12:30新穂高野営場に到着した。

無料の共同浴場で汗を流し、昼食を取り横浜に向けて出発した。


68)御岳3067m 69)乗鞍岳3026m
No.72 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:30 [修正]
X年7月17日 
中津川出張の帰り、木曽福島へ出て、東京から自家用車で来た3名と合流し民宿泊とした。
この宿は100年以上の歴史のある古い建物で趣のあるいい宿であった。
今回は御岳と乗鞍岳を登る計画である。

御岳は中央アルプスに属するが、乗鞍岳とのペアで登った為、便宜上北アルプスの項に整理させて頂いた。
御了承願いたい。

7月18日 
木曽福島から車で田ノ原へ行き、駐車場に車を止め王滝コースで御岳頂上を目指した。
8:30出発。
さすがに修験者の山であり白装束に金剛杖の方々が多い。

小雨の中を正面に御岳を見て上り始めた。
七合目まではゆるやかな上りだが森林限界を抜けた頃から上りは険しくなる。
登山道は岩だらけの道でここまでの道すがら見るべき花は殆んどなかった。
王滝頂上を過ぎ11時、山頂剣が峰に着いた。
所要時間2時間半。
御岳山神社奥宮に参拝し、軽い食事をとった後下山した。
下山は上りと同じ道を下ったが1時間半で駐車場に着いた。

再び田ノ原から今夜の宿泊地奈川村へ行った。
途中野麦峠にも立ち寄り女工哀史の碑も見た。
このあたりはまさに山の中であり、冬の生活は大変だろうと思う。

奈川村の民宿は料理民宿で若干宿泊費は高いが美味しいものを食べさせて貰った。

7月19日 
本日は曇。
民宿を出て乗鞍スカイラインに入り、肩の小屋下方の側道に車を止めた。

9:10歩行開始したが、30分で肩の小屋に着き、休憩する間もなく10:30には乗鞍岳頂上にあっけなく着いてしまった。
3000m級の山を、車を降りて1時間程度で登れるとはあまりにも手軽で有難味がない。
頂上で30分休憩し下山したが、登山口付近の高山植物をじっくりと鑑賞できた。
チングルマ、コイワカガミ、アオノツガザクラ、イワウメ、コケモモ、ミネズオウ等名のある花が咲き乱れ美しかった。

登山道のそばの残雪では夏スキーに興ずる人も多かった。

乗鞍岳は手軽な山であるが、スカイラインを下り、少し距離をおいてあらためて見ると秀麗という形容がぴったりの美しい山であった。

帰途は松本へ出て中央道で横浜へ帰った。

70)美ヶ原2034m
No.73 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:41 [修正]
X年10月14日 
前日、松本駅からバスで三城へ行き、30分ほど歩いた三城牧場にある山荘に宿泊した。
この山荘はアツトホームでくつろげ周囲の雰囲気もいい。

14日8時、一人で出発し裏の山道に入り百曲がりを美ヶ原に向かい登って行った。

紅葉が盛りで広葉樹主体の林の中を気持ちよく歩き1時間ほどで塩クレ場に到着した。
美ヶ原は広大な草原で初めて訪れた時は、行ったことはないが写真で見たスイスのようなところだと思った。
最近訪れたイタリア北部にも似たような風景を見たが。

塩クレ場から30分で王ガ頭に着く。
ここが美ヶ原の最高地点だが、アンテナ群が林立し百名山のイメージからは程遠い。
王ガ鼻を往復30分ほどで往復し美ヶ原バス停から浅間温泉へ行き、松本へ戻った。

後日、浅間温泉経由で美鈴湖へ行き、国民宿舎に泊まった。
朝タクシーで美ヶ原に行き、王ガ頭を歩いて往復しバスで帰った。
観光にはこれでいいが、美ヶ原を山登りの対象とするには、せめて三城から百曲がりを登るか、桜清水小屋経由八丁タルミ、王ガ鼻と歩きたい

ものだ。


71)蓼科山2530m
No.74 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:41 [修正]
X年10月15日 
前夜八ヶ岳山麓の美濃戸の別荘に泊めて貰い、車で蓼科山の登山口へ行き駐車した。
今回は7名で車2台に分乗し、横浜から中央道を利用,諏訪南ICで降り原村経由美濃戸へ来た。
翌日蓼科山に登り、八千穂村から小海線へ抜け須玉ICで中央道に乗り横浜へ帰る計画とした。

8:50駐車場を出発し蓼科山頂上を目指した。
時は紅葉の真っ只中でいきなり白樺のもみじ(黄葉)が出迎えてくれた。
ササの原から落葉松林の中に入り高度を上げていく。
落葉松の葉も美しい黄色に染まっている。

更に歩いて行くとシラビソの樹林帯に入り、大きな岩石の多い道を苦労しながら登ると、パッと展望が開けてくる。
ここからは立ち枯れの樹木が縞模様になっているのがよく見える。
立ち枯れ現象はこのあと、大台ケ原でも見たが蓼科山のそれは規模も美しさも天下一ではないだろうか。
再び樹林の中の急登を登りきると、巨岩の堆積された広大な岩石帯に出る。

いよいよ最後の詰めである。
約30分間、岩石の上を足を滑らさないよう注意しながら進むと蓼科山頂に到着した。
駐車場を出発して2時間ジャストであった。

当日の天気は、出発時は快晴で道中振り返ると南アルプスも北アルプスも鮮明に見えたが、頂上に着く頃からガスが出始め、南アルプスもうっ

すらと見える程度になってしまった。
昼食後、同じ道を下りたが、岩石帯も急坂も下りるほうが神経を使う。

下りの所要時間は1時間40分。
蓼科湖を通り再び美濃戸の別荘に戻った。

翌日、8時に出発し、麦草峠から白駒の池に立ち寄り、八千穂村へ入った。
多分にこのあたりの紅葉ハイシーズンだったと思うが、落葉松が素晴らしい黄色を見せているのには感動した。
また近辺の山々も広葉樹が「赤や黄色の色さまざまに」という唄のとおり見事な紅葉の絵を山腹に描いていた。
同行者一同車を下りて紅葉を激写し美しさを目に焼き付けたことであった。

いろいろな所の紅葉を見たが八千穂村の紅葉は印象に残るトップクラスのひとつである。
八千穂村を出て小海線沿いに走り、須玉の温泉に入り満ち足りた気分で帰った。



72)八ヶ岳2899m
No.75 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:42 [修正]
X年7月30日 
前夜美濃戸の別荘に宿泊を御願いした。
今回は総勢8名の大所帯で八ヶ岳の赤岳から横岳、硫黄岳を縦走し赤岳山荘へ下り美濃戸へ戻る計画を立てた。

美濃戸発7:00快晴の夏の朝気持ちよく歩き出す。
柳川岐れから柳川南沢沿いに歩き、行者小屋を目指す。
数年前このあたりの林間の山道でカモシカが横切るのを見つけ、慌ててリュックからカメラを取り出した。
嘘のような話だが、カモシカは悠然と構えシャッターを切るまで待っていてくれた。
シャッターを切ると「もういいか」という様子で再びゆっくりと林の中に消えていった。

出発後3時間で行者小屋に到着した。
ここはおいしい水が豊富で夏場は本当に助かる。

地蔵小屋から阿弥陀岳へ向かい12時到着。
阿弥陀岳から赤岳がすぐそこに大きく見える。
阿弥陀岳頂上からは展望が素晴らしい。
北の方角から蓼科山、硫黄岳、横岳、赤岳の八ヶ岳連山、秩父、富士山、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳と360°の大パノラマである。
昼食後13時に出発した。
中岳のコル、文三郎岐を過ぎ15時赤岳到着。

本日も多くの花を見ることができた。
山ユリ、オダマキ、ゴゼンタチバナ、ヨツバシオガマ等の低山の花から、高度を上げていくとハクサンフウロ、シャクナゲ、ジャコウソウ、ミ

ヤマダイコンソウときて、ついにはコマクサまで見ることができた。

出発後8時間。
同行者が多いと時間もかかってしまうが、小屋に着けば多い方が楽しい。
当日は赤岳頂上小屋に宿泊したが、夕刻ブロッケン現象が現れただの、真夜中に天の川や星空が綺麗だから起きて見ろ、だのと楽しい一晩を過

ごした。

7月31日 
6時に小屋を出発して、赤岳を下り横岳へ登り返した。
すると今年もいましたカモシカが。
岩山を身軽にでもないが器用に下りて行った。
今回も写真は撮ったが、数年前のようにカモシカはポースを取ってくれなかった。

横岳着7:55、硫黄岳頂上の手前でコマクサを保護されている植物園に立ち寄ったが,見頃は7月初旬とのことで花は少なかった。
硫黄岳着9:50、赤岳小屋着11:15と快適な歩きができ、14時無事美濃戸の別荘に到着。
車で横浜、東京へ帰った。

今回はお天気に恵まれ、カモシカ、ブロッケン現象、天の川、コマクサ等も見ることができた素晴らしい山行であった。
八ヶ岳にはこれまで5回行ったが、東京から近くアプローチも容易な割には高度もあり、高山植物も見られるいい山だと思う。



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