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■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

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14)早池峰1917m
No.16 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/03/16(Wed) 13:49 [修正]
5:30宿を出て河原坊に車を止め7:00スタート。
行きはコメガモリ沢から頭垢離経由頂上へ、帰りは小田越へ下りる道を選んだ。

この山はハヤチネウスユキソウ(エーデルワイス)で全国的に有名な山であり大いに期待して登り始めた。
何度か沢を渡り、岩の多い山道を登ること3時間半で頂上に着いた。

しかし、訪れた時期が遅かったのか、この道ではウスユキソウは貧相なものを少々見ただけで期待はずれであった。
頂上でしばし休憩して気落ちしながら下り始めた。
すると出てきました。ウスユキソウが。ここにもそこにも、凄い、凄い。
大きな岩が堆積する中や傍に可憐な白い花が咲き誇っている。
カトウハコベやオダマキソウも咲いている。
高山植物のハイシーズンにはどれほどの花が咲き乱れることか想像しただけでも楽しい。
花の山というだけのことはありそうだ。

花に見とれ、岩から足を踏み外さないように気をつけながら下り、頂上より2時間半で小田越経由河原坊に着いた。

昼食後、河原坊発13:40で花巻ICから東北道に入り、常磐道経由松戸へ向かったが、この高速道路の長いこと、遠いこと。
松戸まで小休憩をはさみ、2人交代で運転したが8時間のドライブに疲れ果てた。

花巻温泉でもう一泊するような計画を組めば余裕の山行になったのではないかと思う。

http://sgf-jp.net/yama/yama.htm
15)鳥海山2236m
No.17 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/03/16(Wed) 13:49 [修正]
X年9月1日 伊丹より庄内空港へマイレージサービス利用で飛ぶ。
空港でレンタカーを借り酒田駅へ。
東京より新幹線で来た4人をピックアップし鉾立へ向かう。

当日も翌日も35度という異常な暑さに閉口した。
登山コースは象潟コースを取り初日は御浜小屋泊とした。
象潟登山口に「途中水場がないからしっかり持っていくように云々」の看板があったが、小屋泊まりだからと1.5L一本のみ持っていったのが運の尽き。
小屋では水は貴重品で宿泊者も貰えず、500mlのペットボトルを500円で買わなければならない。
金で済む話だが注意されたい。

9月2日 小屋発6:00鳥海湖を右手に、これから登る鳥海山を真正面に見て歩き出す。
快晴で真っ青な空に鳥海山の秀麗な姿が見事。歩き始めはまだそれほど温度が上がっていないため皆快調に進んだ。
草原の中の道は気持ちがよく、御田が原から七五三掛けにかかり千蛇谷コースを取ったところまでは一丸となって進んだ。
谷沿いの登山道には野イチゴが熟し食べてみるとおいしい。
元気になっていよいよ傾斜のきつくなった岩石の道を登っていくのはずが、暑さも加わり次第に列が長くなっていく。

小屋を出て約2時間でようやく大物忌神社に到着した。
ここから20分ほど巨岩をそれこそよじ登るように頑張り頂上へ這い上がった。

頂上からは日本海、海岸線が美しく見え、環境に優しい風力発電所も見ることができた。
しかしながらここでの主役はなんといっても下界から見る鳥海山である。

登る時は皆余裕がなかったが、下山の途中ではお花畑、外輪山、雪渓とあらためて見る所が多く写真撮影にも時間がかった。
大物忌神社裏にはまだチョウカイフスマが残っていて感激した。

下山後、鉾立から象潟へ出て、夏が旬の岩牡蠣をおいしく頂いた。同行者4人は翌日月山へ登る予定であった為、羽黒まで送り、庄内空港へ戻った。

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16)月山 1980m
No.18 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/03/16(Wed) 13:50 [修正]
X年7月11日 羽田発7:05のAirで庄内空港へ着き、連絡バスで鶴岡へ行く。
鶴岡から羽黒山頂乗換のバスを利用して月山八合目に着いたのが12:30。
今回は東北出張の行きがけの駄賃風であり単独行となる。

天候は曇、ガスも濃く視界が効かない日だった。
レストハウスから木道の弥陀ヶ原を通り山道に入る。

笹の多い道を過ぎ仏生池小屋を過ぎる頃、更にガスが濃くなってきた。
月山は降雪量が多い為この時期でも雪渓が多いが、当日は見通しが悪い為、急に目の前に雪渓が現れる感じでギクッとする。
踏み後が多い為問題はないが、用心して渡ると、今度は轍のあるような泥の道が続く。
この異様な道も豪雪と関係があるのだろう。

ガスの中にチングルマ、ハクサンイチゲ、キヌガサソウが時々浮かんでくる。

出発後2時間弱で頂上に着く。
本来であればこのあたりはお花畑が綺麗なところだそうだが、視界不良で探す気にもなれず短い休憩の後下山とする。

下りも途中までは相変わらず見通しが悪かったが、仏生池小屋あたりから薄日が差しようやく回りの景色も見え始めた。
中腹から振り返ると今登ってきた月山の姿もクリアではないが掴めた。
長らく山に登っているとガスの日は何度もあり、当然快晴の日もあるが、山の印象は90%方天候に左右されるといっても過言ではないだろう。

ということで月山は最も印象の薄い山のひとつになってしまった。
八合目から鶴岡に戻り、翌日仙台での仕事のため、山形経由仙台行きのバスに乗った。

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17)大朝日岳1870m
No.19 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/04/28(Thu) 16:25 [修正]
17)大朝日岳
X年8月27日伊丹より山形空港へ飛び、レンタカーで山形駅へ行く。
駅で新幹線利用の東京組8人と合流する。
今回は筆者の百名山最後の山ということでお祝いを兼ねてオーストラリア人の友人も加えた大所帯となった。
ありがたい事だ。持つべきは友。

山形駅より本日の宿古寺鉱泉へ車2台で向かったが、台風の影響で一部通行止めもあり山道に入り込み悪戦苦闘して1時間、ようやく到着した。
左沢経由が正解だった。
鉱泉は谷川沿いの落ち着いた場所にあり、山菜中心の食事だが感じのいい宿だった。

8月28日鉱泉5:00発。
足元が見えるようになり出発したが、鉱泉裏の山から急な登りが始まる為、ウォーミングアップが足りずしばらくは苦しい。
ヒメマツの巨木やブナとヒメマツが一体になった珍しいフォルムも見られた。
根の多い道を黙々と登り、途中2ヵ所で清水を味わい、出発後2時間で小寺山に到着した。

ここから岩の多いきつい道になる。
池塘を過ぎ小朝日岳を巻き、銀玉水を過ぎると大朝日小屋はまもなくだ。
急な坂を登りきると突然霧の中から小屋が現れた。

小屋の管理人さんは元営林署勤務で、大正13年生れとのこと。
しかし若々しい。

古寺鉱泉と小屋の間を上り4時間半、下り2時間半でカバーできる由。元気だ。

小屋から10分で頂上到着。ようやく100名山終了。同行の皆さんから祝福された。
ワーッと感激するほどではないがじっくりと喜びを噛み締めた。
霧で視界不良だったため、大朝日小屋で昼食を取らせて貰ったが、管理人さんから面白い話を聞くことができた。

下山にかかったが、ハプニングは小朝日岳の分岐で起きた。

同行のうちの二人が小朝日岳の頂上を経由し、巻き道との分岐点へ下りてくる予定が1時間待っても下りてこない。
巻き道を通ったメンバーで小朝日岳の頂上まで捜索に出たが見当たらない。

頂上の地形から二人は鳥原山の方へ下りたものと考え、多少時間がかかっても古寺鉱泉へ下りてくる道を行くはずだと判断し小屋へ下りた。
予想通り小屋のすぐ手前で二人は待っていた。
談笑しながら小朝日岳頂上を通過したため、標識を確認しなかったものらしい。
結果良しだったが、山では慎重な行動を取らないととんでもない事態になりかねないという経験のひとつである。

古寺鉱泉にもう一泊してオーストラリア人持参の豪州ワインなどで百名山踏破のお祝いをして頂いた。
皆さんのおかげで踏破できたが、いつも誰かが同行してくれたことが一番心強かった。
山は1人では危ないし、1人では寂しすぎます。 

http://sgf-jp.net/yama/yama.htm
18)蔵王岳1841m
No.20 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/04/28(Thu) 16:26 [修正]
18)蔵王岳
X年8月28日、2度目の蔵王山行になるが、大朝日岳よりの帰り、まだ登っていない同行者もいた為再度登ることにした。
古寺鉱泉を6:50に出発し左沢、山形を経由し、蔵王刈田岳山頂レストハウスに10:00到着した。
ガスが濃く、風も強かった。

まずは刈田嶺神社に参拝して、熊野岳に向かう。
登山道は岩石と砂地で樹木は皆無に近いが、有毒ガスの影響なのか。
右手にお釜を見るがエメラルドグリーンの湖面は美しい。
時々サーッと霧がかかり霧の中からうっすらとのぞく湖もまた風情がある。
お釜の縁を半周ほどして登りにかかり、ほどなく分岐を左へ取り刈田神社より45分程度で熊野岳に到着する。

熊野岳はピークがなく山頂を示す標識と神社があるだけで拍子抜けしたが、刈田岳、お釜を含めた全体を蔵王山として見れば、他に例の少ない特異な山として評価できるのではないかと思った。
いずれにしてもここは冬のスポーツの山には間違いない。

下山後、入浴料金80円の上山温泉の公衆温泉で疲れをいやし、3万石の上山城下町の武家屋敷、神社仏閣を散策したが、涼風が心地よかった。
東北はもう秋だった。

http://sgf-jp.net/yama/yama.htm
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