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■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

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98)霧島山
No.101 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/11/28(Mon) 11:49 [修正]
X年8月10日 
昔のことゆえ記録も記憶も怪しいがご勘弁頂きたい。
JR吉都線のえびの駅からバスでえびの高原へ行き、韓国岳登山口を出発したのが11時ころ。

快晴の絶好の登山日よりではあったが、なにせ暑かった。
約1時間の登りで韓国岳に到着した。
頂上からはえびの高原、賽の河原が南を向けば、これから行く新燃岳、高千穂が望むことができた。
特に高千穂へ向かう山並みのフォラムは素晴らしい。

今年、えびの高原から霧島神宮、桜島を旅して、遠方からではあるが韓国岳、高千穂を見てもう一度登りたいと思う気持ちが湧いてきた。
しかし、現時点では残念ながら新燃岳が登山禁止で縦走はできないようだが。
近い将来の解禁を祈りたい。

韓国岳で昼食の後、新燃岳に向かって出発した。
一度下降し再び登り返す。
気持ちのいい道を獅子戸岳、から新燃岳、中岳と歩き、夕方高千穂河原に到着した。
深田先生は新湯温泉へお泊りになったが、当方はバスの待合所に宿泊することにした。
シュラフ持参であり雨露さえしのぐ事ができれば結構と思い、そばにある売店の人に宿泊するについての断りを入れに行った。
すると御飯が炊き上がったところだから温かいうちに御飯だけでも食べなさいよと優しい言葉を頂戴した。
有難く御厚意を受けた。

夜はすっかり晴れ上がり天の川もくっきり見える最高の星空になった。

8月11日 
朝7時スタートで高千穂峰を目指した。
標高差も小さい為一息で頂上に着いた。
この日は残念ながらガスがかかり展望は良くなかった為、短い休憩で下山した。
高千穂河原からバスで霧島神宮駅へ出て佐賀へ戻った。



99)開聞岳
No.102 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/11/28(Mon) 11:49 [修正]
X年8月30日 
九州出張の折り遠回りして開聞岳経由で行くことにした。
鹿児島空港からバスで西鹿児島駅(現鹿児島中央駅)へ行き指宿枕崎線を利用し、開聞駅に到着したのが13:20。
帰途西鹿児島から23:30の博多行きの夜行特急を利用するには開聞駅を16:21に乗らなければならない状況だった。
標準時間3:50を3時間であるくことになるが、何とかなるだろうと歩き出した。

開聞駅から自然公園へ行き登山道に入った。
開聞岳は標高922mしかないが、海岸に位置する為、ずばり922m近い標高差を登らなければならない。
暑い日差しを浴びて登るのはなかなか辛いものがあった。
登り始めこそ樹林の中を歩く為、暑さを凌げたが、円錐状の山をぐるぐる廻るイメージで登ると直射日光を浴びる場面があり強烈な日差しがたまらない。

川尻歩道との出合いから明るく開け、大きな岩がゴロゴロする九合目で潅木帯から抜け出る。
眼下には池田湖も見えてくる。
ほどなく山頂に着く。
頂上からの展望は素晴らしい。
北の方向には池田湖、鰻湖、東には長崎鼻、南はどこまでも続く太平洋と、本当に心が表れる感じでいつまでも眺めていたい気持ちだった。

しかし時間がなく感傷に浸ってばかりはいられない。
下山を急いだ。
予定通りの時間ではあったが、ちょうど指宿行きのバスがあった為、列車とは違う鹿児島南部の風景を楽しんで西鹿児島へ向かった。



100)屋久島・宮之浦岳
No.103 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/11/28(Mon) 11:50 [修正]
X年6月13日 
伊丹空港から鹿児島空港に飛び、鹿児島空港から小型のプロペラ機で屋久島空港に到着したのが14:45。
予約していたレンタカーでまずは屋久杉ランドに観光に行く。
明日からの登山に備え軽く足慣らしをしておこうと思い、行ってみたが数限りない杉の巨木・古木群には圧倒された。
また山中の酸素が豊富な空気を胸いっぱい吸い込み元気を貰った。

6月14日 
生憎の雨であったが、ここまで来て宮之浦頂上へ行かない手はないと民宿を4:30に車で出発し、5:30淀川小屋入口(登山口)に到着した。
スタート時には益々雨脚が強くなったが、レインウェアに傘を差す格好でスタートした。

途中登山者は誰もいない。
遭難、山賊等々不安がよぎるため急ぎ足になる。
アドレナリンが多量に出て全く疲れない。

山水画を見るような美しい場所である小花ノ江河、花ノ江河に感激するも先を急ぐ。
途中ようやく中年4人組に出会い追い越す。

登山道は豪雨で谷川に変り、激流に近い場所も出始めた。
視界は効かずただ歩くだけ。
靴の中は水浸し。
ようやく頂上まで500mの標識が出て安心する。
ここで雷が鳴り始めた。
まずい。
急げ。

頂上に着いた。

標準5時間のところを4時間弱で到着。
三角点にタッチし、撮れたかどうか分からない片手でのセルフ撮影を終え即下山にかかった。
雷が頻繁に鳴り、近くなってきた。
先程の4人組が来た。
挨拶を交わし窪地にしばし身を伏せ雷が遠ざかるのを待つ。
10分ほどで雷は遠のいたため出発した。
雨はまだ止まない。

ノ江河を過ぎ、淀川小屋で一休みし昼食を取ろうと思ったが、某旅行社の自然観察ツァーが20名ほど先着でいたため、休む場所もなく昼食抜きで登山口へ戻った。

途中、ようやく無事下山の目処が着いたためゆっくりと森を見て、清水を味わった。
うまい。
そして改めて1000〜2000年経っている杉の木々の大きさと数の多さに感じ入り、人間の小ささを実感した。
悠久の時を経て枯れて倒れても、その上からまた再生してくる生命力。
来てよかった。またゆっくり来たい。
すっかりリフレッシュできた。
屋久島に感謝。

(日本百名山記録 終)

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