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■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

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96)阿蘇山
No.99 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/11/28(Mon) 11:48 [修正]
X年8月25日 
佐賀からJR鹿児島本線及び肥薩線を利用し宮地駅に下りた。
バス便が廃止された為やむなくタクシーを利用して仙酔峡ロープウェイ駅へ行った。
目の前には阿蘇高岳の雄姿が見えている。
阿蘇山はポピュラーな山で、九州の人にとり修学旅行から始まる身近な山である。
しかし、ほとんどの人は中岳へ行きロープウェイを利用して火口壁を見て帰るというのが一般的であり、主峰の高岳や根子岳、杵島岳に登る機会はまずない。
阿蘇山には五岳あり、五岳が並んだ姿は寝観音とも言われ、大観峰あたりから見るとなるほどとうなずける。

今回帰郷時1日時間があった為一人出かけてきた。
10:30ロープウェイ駅を出発し歩行開始。
すぐ橋を渡り溶岩の道に入る。
登山道は黒い溶岩の上に作られているが、ところどころに低木とまばらな草花があるだけで異様な世界である。
白いペンキを頼りに登るというよりよじ登るという感じで進んでいく。
途中一度休憩し、溶岩道を上り詰めるとスタートして1時間15分で火口壁に着いた。

ここから右が高岳頂上への道であるが、時間もある為、まずは左折して根子岳を見に行った。
この山は阿蘇五岳の中で最も東に位置するが山容は切り立った感じのかなり特徴のある山だ。
道は溶岩が風化した真っ黒の泥の道で滑りやすい。

根子岳をしばし展望して引き返し、高岳頂上へ向かった。
約20分で頂上着。
この日は真夏の暑い日で登山向きの季節ではなかったが、案の定登山客はまばらで静かな山歩きができた。
頂上からは世界一のカルデラが一望の元。
中岳からカルデラを見たことは何度もあったが、高岳からの眺めはその比ではないくらい見事だ。
自然の力の偉大さをまざまざと感じた。
この景色を見て感動しない人はいないのではないかと思う。

高岳より道を西に下り、ロープウェイの火口東駅横を通過した。
駅横から遊歩道を30分下りれば朝スタートした仙酔峡駅に到着する。
行きはタクシーで来たが、帰りは宮地駅まで歩いて戻ることにした。
3〜4km程度の距離であろうが、ゆるやかな下り道でもあり、のんびりと阿蘇の農村風景を眺めながら宮地駅に戻った。

久住山に登り、車でやまなみハイウェイを利用し阿蘇高岳に登り、竹田から祖母山へ
行けば三山と温泉と馬刺しと焼酎を楽しめる垂涎の旅になること請け合いだ。


- WL-News Ver1.02 -