X年10月23日
下関を22:30小型バスで出発して車中泊で大山寺に向かった。
当時工場勤務で、工場の山岳部主宰の大山登山会(約20名)に参加したものである。
当日子供が入院するというアクシデントがあったが、家族の許しを得て後ろ髪を引かれながら参加した。
24日早朝大山寺に到着し、朝食後自己申告で体力差によりクラス分けをして頂上を目指した。
大山寺、大神山神社に参拝しながら歩いて行くと時も折り、ブナ林が黄色く色づき綺麗だった。
夏道に合流して見晴らしがよくなるところをまたもやガスが出て展望が利かない。
石の多い山道を上り詰めると台地に出る。
ここからは比較的楽な 歩きになりまもなく大山頂上、弥山に到着した。
頂上からは剣ガ峰から南壁一帯の崩れの様子が見渡せるはずであったが、残念ながら次回にというところ。
一部の人は剣ガ峰を回って下山したが、我々は夏道を下山することにした。ブナ林の道はいい雰囲気であったが、皮製の登山靴と踝の相性が悪くなり痛みが出始めた。
これをカバーするような歩きをした為か下山したころには右の膝が痛みはじめ、これから生涯コンクリートのような固い道では100mも走ると痛んでくるという後遺症を持つようになった
。
下山後、宿舎に一泊し翌日再びバスで下関へ帰った。遠い昔の話です。もう一度登り直して見たい山だ。