X年4月23日
再び神戸在の友人と短縮ルートで大峰山に登ることにした。
前日橿原でレンタカーを借りて駅前のビジネスホテルに宿泊した。
レンタカー屋さんのご厚意で翌日からの料金で処理して頂いた。
橿原を早朝4時に出発し南下して天川川合を過ぎ林道に入った。
5:30行者還トンネル前の空き地に車を止めた。
トンネルの横から尾根に取り付き行者が通う行者道へ出て、八経ガ岳への道を進む。
さすがに歴史と実績のある道で方々に歴史を刻んだ後があり感激する。
4月下旬とは言いながら弥山小屋の手前から先は雪が深く歩くのに困難を極めた。
10歩に1歩は足が雪の中に膝までスポッと落ち込み苦労した。
小屋からはやや楽な道になりようやく八経ガ岳頂上に到着した。
頂上からの眺めは素晴らしかったが、霊場が散在する山々だけに身の引き締まる思いのする場所であった。
登る途中は雲が厚く、風も強烈であったが、下る頃はすっかり晴れ上がり、帰りに吉野山の桜を見に行こうとトライしたが道が大渋滞であきらめた。
大峰山は林道を走らず一般的なルートであれば一泊二日の山であるが行者還からの道はお奨めだ。