ホーム > すべて表示 > ヘッドライン >
■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

[←前のページに戻る]

80)塩見岳3047m
No.83 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:59 [修正]
X年8月14日 
大阪から名古屋経由で駒ヶ根に出て、飯田線伊那大島駅に降りた。

東京から来た相方と合流しタクシーを待ったが、数が少ない。
困っていたところ予約されていた他の登山者のご厚意で同乗させて貰い、11時半に登山口に着いた。

鳥倉林道は谷沿いの道を登って行くがうんざりするほど長い。
展望の利かない樹林の中を上り一辺倒、ひたすら登る。
4時間半の登りで三伏小屋に着いた時は疲労困憊の状態であった。

今回は2人のテント行で塩見岳、間ノ岳及び北岳を山中3泊で縦走する計画とした。
このルートのテントでの縦走は日数が長いため、荷も重くなり少々きつい旅になる。
ただ南アルプスは水が豊富という点は大いに助かる。

当夜宿泊した三伏小屋のテント場は広く使い勝手もいい。

8月15日6:10三伏小屋テント場を塩見岳に向けて出発した。
小屋からの道はしばらくは比較的穏やかな林の中の道である。
途中落雷に打たれた木があり、傍らに花束が置いてあった。
他の登山客の話では数週間前に落雷で死亡した人へのものらしい。

塩見岳頂上への最後の詰めの岩場はなかなかタフである。
このころからガスが出て見通しの利かない中、何度も頂上のようなピークが現れてはだまされ続け、ようやく出発してから4時間20分後の10:

30塩見岳頂上に到着した。
展望が利かないため、証拠写真を撮影後早々に次の目的地、熊ノ平に向かった。
塩見岳西峰から東峰へ行き、足元の悪い、かつ傾斜の強いガレ場を下りて行く。
しばらく下り続けると平坦な道に変ったが,このあたりから急に雨が激しく降ってきた。
岩場の道から山肌を縫うような道に変り、ダケカンバとマルバダケブキの多い雰囲気のいい場所に出てきた。

しかし、強い雨に苦戦した。
レインウェアは問題なかったが、買ったばかりの登山靴に雨がしみ込み、休憩するたびに靴を脱いで靴下を絞らなければならない状態になった


安物買いのと云々ということで、大いに反省し帰宅してまともな靴に買い換えた。

夏だからよかったが、足元はしっかりしておかなければ危険である。

16:15、10時間の歩きでようやく熊ノ平小屋キャンプ場に着いた。
到着が遅かった為良いテント場がなく、やむなく静岡大学ワンダーフォーゲル部の団体の大型テント横に設営した。
しかし、彼らの「朝が早いですが、大丈夫ですか」のノティス通り、出発のざわめきで夜中2時から起こされることになってしまった。



- WL-News Ver1.02 -