X年8月1日 前日八ヶ岳を縦走して下山後、茅野のビジネスホテル泊とした。
この日も同じく8名のメンバーで霧ケ峰へ行き、八千穂村へ抜け清里を通り中央道で横浜、東京へ帰ることにした。
全くの観光モードである。
「山には登る山と遊ぶ山がある」と言われているが、霧ケ峰は後者に間違いない。
茅野を出てビーナスラインに入り、車山バス停付近で駐車し車山頂上を目指して歩き出す。
遊歩道の周りは広々とした草原でニッコウキスゲの大群落が多い。
誰かの歌、「風に震える緑の草原」の中に黄色の絨毯を敷き詰めたような美しさであった。
アザミも赤いスポットで存在感を出していた。
ゆっくり歩いても1時間で霧ケ峰最高地点の車山に到着する。
頂上からの展望は右下にスキー場が広がり、左手には八島ケ原湿原へと続く草原が青々と続いている。
八ヶ岳、南アルプス、北アルプスも青空のかなたに素晴らしい景色を見せている。
山頂では普段は慌しい短時間の滞在で、即下山というスタイルが多いが、ここでは1時間以上ゆったりとした気分で昨日登った八ヶ岳を眺め高
原の夏を楽しんだ。