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■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

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72)八ヶ岳2899m
No.75 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:42 [修正]
X年7月30日 
前夜美濃戸の別荘に宿泊を御願いした。
今回は総勢8名の大所帯で八ヶ岳の赤岳から横岳、硫黄岳を縦走し赤岳山荘へ下り美濃戸へ戻る計画を立てた。

美濃戸発7:00快晴の夏の朝気持ちよく歩き出す。
柳川岐れから柳川南沢沿いに歩き、行者小屋を目指す。
数年前このあたりの林間の山道でカモシカが横切るのを見つけ、慌ててリュックからカメラを取り出した。
嘘のような話だが、カモシカは悠然と構えシャッターを切るまで待っていてくれた。
シャッターを切ると「もういいか」という様子で再びゆっくりと林の中に消えていった。

出発後3時間で行者小屋に到着した。
ここはおいしい水が豊富で夏場は本当に助かる。

地蔵小屋から阿弥陀岳へ向かい12時到着。
阿弥陀岳から赤岳がすぐそこに大きく見える。
阿弥陀岳頂上からは展望が素晴らしい。
北の方角から蓼科山、硫黄岳、横岳、赤岳の八ヶ岳連山、秩父、富士山、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈岳と360°の大パノラマである。
昼食後13時に出発した。
中岳のコル、文三郎岐を過ぎ15時赤岳到着。

本日も多くの花を見ることができた。
山ユリ、オダマキ、ゴゼンタチバナ、ヨツバシオガマ等の低山の花から、高度を上げていくとハクサンフウロ、シャクナゲ、ジャコウソウ、ミ

ヤマダイコンソウときて、ついにはコマクサまで見ることができた。

出発後8時間。
同行者が多いと時間もかかってしまうが、小屋に着けば多い方が楽しい。
当日は赤岳頂上小屋に宿泊したが、夕刻ブロッケン現象が現れただの、真夜中に天の川や星空が綺麗だから起きて見ろ、だのと楽しい一晩を過

ごした。

7月31日 
6時に小屋を出発して、赤岳を下り横岳へ登り返した。
すると今年もいましたカモシカが。
岩山を身軽にでもないが器用に下りて行った。
今回も写真は撮ったが、数年前のようにカモシカはポースを取ってくれなかった。

横岳着7:55、硫黄岳頂上の手前でコマクサを保護されている植物園に立ち寄ったが,見頃は7月初旬とのことで花は少なかった。
硫黄岳着9:50、赤岳小屋着11:15と快適な歩きができ、14時無事美濃戸の別荘に到着。
車で横浜、東京へ帰った。

今回はお天気に恵まれ、カモシカ、ブロッケン現象、天の川、コマクサ等も見ることができた素晴らしい山行であった。
八ヶ岳にはこれまで5回行ったが、東京から近くアプローチも容易な割には高度もあり、高山植物も見られるいい山だと思う。




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