X年8月11日
自家用車で横浜を出発して東名から中央道に入り、松本ICで下り、安房峠のトンネルを通り、岐阜県栃尾温泉に到着した。
時に16時。所要7時間のドライブで少々疲れた。
今回は総勢3名で焼岳と笠ガ岳の2山を登ることにした。
栃尾温泉は川沿いの小さな旅館を予約していたが、若女将さんが実によく気のつく感じのいい人でゆっくりと疲れをいやすことができた。
温泉もいい湯だった。
8月12日
7時過ぎに旅館を出て、焼岳登山口の中尾温泉へ行き、7:50上り始めた。
中尾温泉の周りは所々、側溝からも湯気が出ており,村全体が温泉の中にあるイメージである。
当日は曇時々雨のぐずついた天気であったが、夏はこのほうが有難い。
ただ、湿度が高いのには閉口する。
速乾性のTシャツはこういう時の必需品である。
出発してまもなく原始林の中に入り、ブナなどの樹林の中を軽く上り下りしながら進んでいく。
それほど厳しい道ではない。
しばらくするとクマザサの茂った林の中から明るい山肌に出て、旧中尾峠に到着する。
山頂はもうすぐだ。
出発から3時間の10:50、焼岳山頂に到着した。
頂上までの道すがらは下方に大正池と立ち枯れの樹木がガスの切れ間に見え隠れしていたが、頂上からは全く見えなくなってしまった。
このため頂上での休憩はそこそこにして、登山口の中尾温泉に戻り、再び車で新穂高温泉のキャンプ場を目指した。
キャンプ場はロープウェイ駅の北に開設されている新穂高野営場であるが、ここは北アルプスへのベースとして使い勝手がいいし、新穂高温泉の無料の湯も近い。