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■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

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63)黒部五郎岳2840m
No.67 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:29 [修正]
X年7月19日 
例によって大阪発と新宿発の「さわやか信州号」バスで富山県の有峰口に5:30到着、合流した。
今回は総勢4名で黒部五郎岳、鷲羽岳及び黒岳(水晶岳)を縦走し、双六小屋から新穂高温泉へ下りる計画を立てた。

有峰口から予約していたタクシーで折立へ約1時間、14440円。6:30に着いた。
折立では登山者用にトイレや水道などの設備が整えてあり助かる。
出発準備を行い、7:30に出発した。
当日は曇時々雨の天気であったが、前年の薬師岳登山時に続いたピーカンの暑さに比べると有難い位の涼しさで、気持ちよく歩くことができた。
 
樹林帯を上り詰めるとゆるやかな草原の中の道を歩くが、この尾根も結構長い。
出発後5時間でようやく太郎平小屋に到着した。

同行者のうち2名は重い荷物をきらって今回の山行はずっと山小屋泊としたため、本日は太郎平小屋に荷物をおき、2名は20分ほど下ったキャンプ場にテントを張った。

7月20日 
本日も小雨。
5:30にテント場を出発した。
小屋発の先行2名に間もなく追いつき一緒に黒部五郎岳を目指す。
太郎平小屋から頂上までは、標高差500m程度で、北ノ俣岳に登り、一度下り登り返す。
途中チングルマ、ハクサンイチゲ、コイワカガミ、ゴゼンタチバナなどの花も多く、楽しみながら歩くことができた。

雪渓も所々に残り山道にアクセントをつけてくれる。

出発後5時間半、11時に黒部五郎岳頂上到着。
ガスが出て頂上からの展望はなし。
休憩もそこそこにつぎの目的地三俣小屋へ急ぐことにした。
黒部五郎岳からはカールルートと稜線ルートがあるが、カールルートは雪渓が深いと聞いて稜線ルートを歩くことにした。

しかし、このルートはタフで岩山をいくつも越えて歩かねばならず、雪渓も結構長かった。
ために2名が疲れて黒部五郎小屋に宿泊したいというので、ここで別れた。

我々2名は小屋からすぐ急登を登り、ようよう三俣蓮華岳に着いたが、ここの上りは今回の道中の中で一番きつい2時間だった。

三俣蓮華岳からは広々とした下りの道で、ようやく余裕を持って、周囲の景色を見ながら歩くことができた。
岩だらけの山道を下り、最後に雪渓を渡って16:30三俣小屋キャンプ場に到着した。
キャンプ場からは明日登山予定の鷲羽岳が小雨交じりのガスの中にうっすらと見えた。
11時間の行程に疲れたが、結局例の2名も根性で三俣小屋にたどり着いた。


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