ホーム > すべて表示 > ヘッドライン >
■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

[←前のページに戻る]

59)薬師岳2926m
No.62 / Group:日本百名山登山記録
Date: 2005/07/24(Sun) 09:24 [修正]
X年7月25日
7:15さわやか信州号で大阪から室堂に到着。
同時刻に東京から到着した同行者7人と合流して立山経由で薬師岳へ行く予定だった。
しかし、あまりの暑さで立山はカットしようということになり、薬師岳のみの山行にした。
薬師岳のみであれば折立から太郎兵衛平へ出て往復する方が楽であるが、五色ケ原も魅力だということで今回のロングコースの計画になったものである。
このコースは山小屋、テント場のロケーションが中途半端で歩きの遅いメンバーがいると山中3日の行程になるが、季節がよければ日程はもう1日は短縮できると思う。

終わってみれば、1日の歩きは短いが、コース全体の長さとテント行のための重い荷物で疲労困憊となった。
また連日35度に達する異常な暑さで日焼け止めクリームを塗っても顔は真っ黒になり、修復に長時間を要してしまった。
ただ行程中水場が多かったことだけは有難く、充分水分を取ることができ、また毎日の汗を流すのには助かった。

室堂から浄土山に登り、はるかかなたに薬師岳、笠ケ岳、黒部五郎岳、鷲羽岳を展望し意気ようようと足を進めた。
龍王岳,獅子岳、ザラ峠とアップダウンを繰り返しながら14:30五色ケ原キャンプ場に到着した。

五色ケ原にはチングルマ、アオノツガザクラ、コイワカガミ、シャクナゲ、エゾヒガンと多くの花が咲いていたが、皆期待が大きかっただけに今一と言う声が多かった。

早々と夕食を取り18時には就寝にした。

7月26日、4:30起床で6:30出発。
今日も行程が短いため五色ケ原をゆっくり散策して本日の目的地スゴ乗越小屋へ向かう。
空は雲ひとつない快晴でまた暑くなりそうだ。
9:35越中沢岳、スゴ乗越と歩き14:40乗越小屋そばのテント場に到着した。

距離は短いが,紫外線の強烈な真夏の直射日光の中を、重い荷物を背負って上り下りの厳しい4つのピークを越えるのは辛い。
景色も花も見る余裕がない。

小屋では水をふんだんに貰えた為すっきりと汗を流すことができた。
また途中実感したがTシャツは速乾性のものが絶対にお奨めだ。

7月27日、今日はやや雲が出てこれまでと比較するとさわやかな朝だ。
6:30薬師岳を目指し出発した。

7:50間山、9:40北薬師岳、10:50薬師岳着。

薬師岳は遠くからもよく認識できる大きな山であるが、カールが素晴らしい。
天然記念物との表示があった。立山、黒部五郎岳、仙丈岳等々大きなカールがあるが薬師岳のカールはダントツに大きく立派な形をしていると思う。
また薬師岳の近辺には雷鳥も多いようで薬師岳の前後で雷鳥も3度親子連れを見かけた。
雷鳥は猛禽類に対する危険防止のためあえて人の多い登山道近辺の這い松をベースに生活しているとのこと。
薬師岳頂上で休憩の後、お花畑に沿って下ったが、ハクサンイチゲ、シナノキンバイ、チングルマ等メジャーな花が群生をなし見事であった。

薬師平を過ぎ今夜のキャンプ地、薬師峠に到着したのが14:15、太郎兵衛小屋へビールを求めに行き往復して同行者の到着を待った。

7月28日 4:20に出発し、太郎兵衛小屋から太郎平を経て折立へ下りた。折立からバスで有峰口へ行き富山行きの電車に乗った。


- WL-News Ver1.02 -