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■ SGF焼酎グルメファンド 会員コラム

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4) 幌尻岳2052m 
No.6 / Group:
Date: 2005/02/19(Sat) 12:13 [修正]
X年8月4日
マイレージサービス利用で8:10千歳空港着。レンタカーを借り搭乗。3名で浦河経由振内へ向かう。モヤがかかりはっきりしないが、競走馬を育てている牧場が続く。天気は良好だがガスボンベが入手できるか気がかりだ。走りながら捜すのはスポーツ用品店、又はアウトレットの店。北海道のキャンプで困るのはガスボンベだ。航空機内は持ち込み禁止なので北海道到着後、道すがらしかるべき店で買おうとするが、品数も少なく、必ずしもヘッドとフィットするとは限らない。ここでお勧め「ガスコンロはポピュラーなブランドを持っていくこと。」
ようやくガスボンベも入手し、12:00林道ゲート着。
昼食後12:30歩行開始。しっかりした幅広の林道を歩き林道終点のダムに到着する。
林道終点から3者3様、渡渉に備え登山靴を地下足袋、運動靴、渓流専用靴に履き替えた。15回程度の渡渉に挑むが、水位は深い所では腰まである。真夏以外は耐えられないだろうと思われる冷たい水の中を用心して上流を目指す。
16時ようやく幌尻山荘に到着。山荘の南側のテント場に今夜のねぐらを作る。
渡渉時の履物だが、今回たまたま地下足袋、運動靴、渓流専用靴と3種類を使用したが、登り時は3つの履物にさほど差はない。しかし下りの場面ではアンチスリップの点で彼我の差は極めて大きい。渓流靴90点。運動靴60点。地下足袋25点というところか。コスト差がもろに機能の差として現れた。

8月5日 
5:00出発。晴。このころの北海道は3時台から明るくなってきて早朝の行動にとって有難い。さわやかな大気の中、潅木の林を抜け、這い松の中を登って行く。カールの先端に着きカール内側を見るとお花畑が見事。高山植物の種類も多い。
赤い花/ヨツバシオガマ、エゾツツジ、ツガザクラ
黄色い花/コガネギク、ウサギギク、キンバイ
白い花/ハクサンイチゲ、チングルマ、オオノツガザクラ
ピンクの花/ミヤマアズマギク 紫の花/イワギキョウ、チシマギキョウ
等々見事な花園が続き、しばし自然界の創造美に我を忘れ、疲れも飛んでしまう。
8:00頂上到着。他の登山者の話ではカールの向こう側にヒグマが現れたとの話。
前年会社の同僚が別のパーティーで七つ沼に3日テントを張り自然を満喫したが、やはり爆竹等で熊よけには気を使ったとのこと。
熊も怖く、短い休憩で幌尻山荘へ取って返し、再び渡渉を繰り返し滑りながら渡渉を終えた。この付近で約30名の登山ツァーとすれ違い時間を取った。
ようやく林道ゲートまで戻ってきたが、下山途中から小雨がパラつき車を走らせる頃は強烈な豪雨になってきた。
このため、次の目的地トムラウシの間でテントを張るのは断念し、日高町で民宿を探した。スタンドでガソリンを補給し、ついでにいい宿を紹介して貰った。
この宿はスキー客が多いとのことで、夏場は閑散としている。また洗濯、乾燥の設備も整い、いいお風呂も使わせて貰いすっきりして休むことができた。

http://sgf-jp.net/yama/yama.htm

- WL-News Ver1.02 -