X年7月11日 羽田発7:05のAirで庄内空港へ着き、連絡バスで鶴岡へ行く。
鶴岡から羽黒山頂乗換のバスを利用して月山八合目に着いたのが12:30。
今回は東北出張の行きがけの駄賃風であり単独行となる。
天候は曇、ガスも濃く視界が効かない日だった。
レストハウスから木道の弥陀ヶ原を通り山道に入る。
笹の多い道を過ぎ仏生池小屋を過ぎる頃、更にガスが濃くなってきた。
月山は降雪量が多い為この時期でも雪渓が多いが、当日は見通しが悪い為、急に目の前に雪渓が現れる感じでギクッとする。
踏み後が多い為問題はないが、用心して渡ると、今度は轍のあるような泥の道が続く。
この異様な道も豪雪と関係があるのだろう。
ガスの中にチングルマ、ハクサンイチゲ、キヌガサソウが時々浮かんでくる。
出発後2時間弱で頂上に着く。
本来であればこのあたりはお花畑が綺麗なところだそうだが、視界不良で探す気にもなれず短い休憩の後下山とする。
下りも途中までは相変わらず見通しが悪かったが、仏生池小屋あたりから薄日が差しようやく回りの景色も見え始めた。
中腹から振り返ると今登ってきた月山の姿もクリアではないが掴めた。
長らく山に登っているとガスの日は何度もあり、当然快晴の日もあるが、山の印象は90%方天候に左右されるといっても過言ではないだろう。
ということで月山は最も印象の薄い山のひとつになってしまった。
八合目から鶴岡に戻り、翌日仙台での仕事のため、山形経由仙台行きのバスに乗った。
http://sgf-jp.net/yama/yama.htm